桜待つ

大館はまだ「早春」。近所の農家さんたちは育苗箱に種籾と土を準備する作業を進めています。これが始まると「今年も来たか~」なんて、ちょっとイミフな感慨がこみ上げてきます。発芽し、苗が伸び、田植えが始まる5月までは農家さんの動きが激しくなります。おまけに「農耕車」が行き交うので、運転もちょっと気を遣うことが増えてきます。ここでは「農家さんファースト」ですので、トラクターが遅かろうが何故か田植機が公道を走ってようが、速度を落として追従するほかありません。公道ですから、トラック事業者だけのものではありません。それでも気持ちが焦るときは、深呼吸が一番ですね。
今年は「お正月が2回」あるような錯覚に陥ってます。5月には新元号となり、おめでたい雰囲気が日本中に広がります。(平成の改元も経験してますが、全く雰囲気が違います)商品仕入れ先のお客様からは「10連休!」というFAXも来るのですが、荷主様からは普通に「配送あり」の配車が来ます。食料品の配送がメインなので、「今日は祝日だからご飯は食べない」という奇特なお客様以外、普通の生活が重ねられていくんですね。お休みはうらやましい反面、休みが終わった後の「たまった仕事を片付けるための残業」が待ってるんだろうなと思うと、なんか・・・日々淡々と働いた方がいいかな?とも思ってしまいます。でも、お休みがとれる方は是非お出かけいただき、国内各地で消費行動を取っていただきたいと思います。そうすれば物流の私たちにもいい波がやってきますので。
昨日の時点で、桜前線は山形に入ったところ。大館に来るのはまだかかりそうです。ここで咲き始めれば、桜の名所・弘前城公園もいい感じになります。そうなると観光客の皆様向けの商品が動き出しますので、いい汗がかけそうです。お花見は車窓から。そんな職場です。

2019年04月13日